サックスの演奏を、Macに録音して編集できます。
- Rolandウインドシンセサイザー
- 製品名、Aerophone
- 型番、AE-10
RolandのウインドシンセサイザーAE-10
自宅で騒音を気にせず、サックスを演奏できます。
自宅でサックスなどの楽器の演奏をするには、騒音が最大の悩みです。
本物のサックスを自宅で演奏すると、音が大きすぎて、近所迷惑になります。
サックス演奏の練習では、音楽スタジオを借りるか、カラオケ屋さんが定番です。
学生さんは、河原や海辺、大きな公園などの、広い屋外で練習してますよね。
ウインドシンセサイザーなら、音量が調整できるので、自宅でも騒音を気にせず、サックスの演奏が楽しめます。
Macで音楽を編集する。サックス音源が弱点
Macで、サックスの曲を作るために、エアロフォンAE-10を購入しました。
私は、音楽の編集にMacのアプリ「GarageBand」を使っています。
「GarageBand」では、ドラム系の音源や、ピアノ系やギター系などの音源は、充実しています。
しかし、サックスの曲を作りたいのですが、「GarageBand」は、サックスなど管楽器系の音源が弱点です。
ドラムやピアノの演奏は「GarageBand」の打ち込みで作り、サックスの演奏は、エアロフォンAE-10を自分で演奏した音源をMacに録音して曲を完成させます。
本物のサックスだと、マイクで周囲の雑音も拾ってしまいます。
そのため、できるだけ雑音が少ない夜間に録音したいのですが、夜間だと近所への騒音が出るので、本物の楽器では不可能なんです。
ウインドシンセサイザーは、自宅でサックスを演奏するのには、絶対欠かせません。
エアロフォンAE-10の演奏をイヤホンで聴く方法
イヤホンで自分の演奏を聴けば、周囲への騒音なしで演奏できます。
音声の出力端子と、音声の入力端子の2つがあります。
音声出力は、6.3mmの標準端子
エアロフォンAE-10からの、音声出力・アウトは、6.3mmの標準端子です。
スピーカーなどへの出力、ヘッドホン・イヤホンへの出力は、このアウトの6.3mm標準端子で出力します。
エアロフォンAE-10には、出力や入力に使うケーブルなどは、付属していません。全て別売りです。
iPhone付属のEarPodsなどの、一般的なイヤホンは、3.5mmのミニ端子です。
このエアロフォンをイヤホンで聞くには、6.3mm標準端子・3.5mmミニ端子の変換プラグが必要です。
変換プラグは、ステレオ対応の製品を使います。
モノラル用の変換プラグだと片側しか音声が出ません。
6.3mm標準端子・3.5mmミニ端子のステレオ変換プラグは、100円ショップのダイソーで購入できますよ。
音声入力は、3.5mmのミニ端子
エアロフォンAE-10への、音声入力・インプットは3.5mmのミニ端子です。
この入力端子からの音源は、エアロフォンAE-10の内蔵スピーカーから出力できます。
- iPhoneから出力した音楽をエアロフォンに入力
- エアロフォンの出力端子にイヤホンを接続
こうすれば、エアロフォンに接続したイヤホンから、エアロフォンの演奏と、iPhoneの音楽を、同時に聞くことができます。
たとえ夜中でも、騒音を一切出さずに、iPhoneの音楽に合わせて、サックスの演奏を大音量で楽しむことができます。
iPhoneと、エアロフォンAE-10の音声入力端子との接続は、3.5mmのミニ端子で「オス-オス」のタイプを使います。
これも100円ショップで購入できます。
100円ショップの「オス-オス」3.5mmミニ端子ケーブルって、ケーブル長が短いんですよね。
ただ、iPhoneをポケットに入れた状態で、エアロフォンと接続すれば、ケーブル長が短くても十分です。
延長ケーブルも100円ショップに売っていますが、ノイズが大きくなるので、やめた方が無難です。
MacにエアロフォンAE-10の演奏を録音する方法
Macがヘッドホン端子だけの場合は、ライン入力にUSBオーディオ変換アダプタが必要です。
オーディオ入力端子がないMacの場合は、USBタイプの外付サウンドカードが必要です。
私が使っているMacBookAirも、オーディオ入力がないので、このUSBオーディオ変換アダプタを使っています。
これを使えば、エアロフォンAE-10の演奏を、Macに取り込むことができます。
AE-10の出力端子は「6.3mm標準」で、Macのヘッドホン端子は「3.5mmミニ」です。
3.5mmのミニ端子「オス-オス」タイプのケーブルなら、6.3mm標準端子・3.5mmミニ端子の変換プラグが必要です。
- (MacのUSB端子)ー(オーディオ変換アダプタ)ー(AE-10の出力端子)
MacのUSB端子に、オーディオ変換アダプタを接続します。
そして、オーディオ変換アダプタのマイク入力と、AE-10の出力端子を接続します。
この接続状態で、エアロフォンAE-10を演奏すれば、Macに演奏を録音することができます。
Macの音楽アプリ「GarageBand」で、録音した曲を編集できます。
録音しながら、演奏をスピーカーから出力
もちろん、Macに録音しながら、自分の演奏を聴くことができます。
Macと、エアロフォンAE-10の出力端子を接続すると、AE-10の内蔵スピーカーからは、音がでなくなります。
このままでは、Macで録音する時に、自分の演奏している音が聞こえないので、設定を変更します。
「メニュー」の「スピーカー」の設定は、初期設定では「Auto」になっています。
「Auto」とは、出力端子にイヤホンなどを接続した時だけ、内蔵スピーカーから音を出さないように自動的に切り替える設定です。
この設定を「ON」に変更すれば、内蔵スピーカーが、常時ONの設定になります。
出力端子にイヤホンなどを接続しても、エアロフォンAE-10の内蔵スピーカーからも音が出ます。
これで自分の演奏している音を聞いて確かめながら、Macで録音することができます。
Macの録音が終わったら、設定を「Auto」に戻しておきましょう。
Mac「QuickTimePlayer」アプリでも音声ファイルが作成可能。
Macのクイックタイムでも、音声が録音できます。
音声を録音するだけなら「QuickTimePlayer」でも、拡張子が「.m4a」の音声ファイルが作成できます。
パソコンとの接続用のUSB端子
AE-10のUSB端子では、演奏の録音はできません。
エアロフォンAE-10には、USB端子があります。
端子の形状は、「タイプB」です。
このUSB端子は、パソコンとの接続に使います。
USB経由でのパソコンとの接続は、ソフトウェアの更新や、設定のバックアップなどに、使用します。
不具合が特になく、必要がなければ、このUSB端子は使いません。
このUSB端子は、ソフトウェア更新などが目的のため、演奏をMacに取り込む目的では使えません。
ちなみに、USBケーブルは付属してなく、別売りです。
RolandエアロフォンAE-10の外観
これがウインドシンセサイザーの、エアロフォンAE-10です。
AE-10、マウスピース
AE-10、左手部分
AE-10、オクターブキー
エアロフォンAE-10では、左手のオクターブキーは、ボタン式です。
AE-10、右手部分
AE-10、右手フック
右手フックの近くに、液晶モニターがあります。
AE-10、内蔵スピーカー
内蔵スピーカーは2つあります。
本体の最下部に、前方へのスピーカーがあります。
もう一つのスピーカーは、演奏者が聞きやすいように、右手部分の上部にあります。
AE-10、電源レバー
電源のオンオフは、スライド式のレバーです。
AE-10、電源コード接続部分
AE-10、単3電池6本でもOK。
電池を入れると、ワイヤレスでの演奏が楽しめます。
Macで音楽や映像を制作するアプリ
私は、Macで音楽を作る時には、標準アプリの「GarageBand」を使っています。
映像を作る時には、アップル純正の映像アプリの「FinalCutProX」です。
「FinalCutProX」の映像に、「GarageBand」で作った音楽を挿入します。
もちろん、簡単な映像制作なら、Mac付属の標準アプリ「iMovie」でOKです。