![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a32.jpg)
英語の大文字と小文字が強制的に変換される時の対処方法を紹介します。
MacとiPhoneのiWorks「Pages、Numbers、Keynote」
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a53.jpg)
英字入力で、大文字と小文字が変換されて困る。
- 全て小文字にしたいのに、先頭が強制的に大文字になる。
- 全て大文字にしたいのに、先頭以外が強制的に小文字になる。
iWorksの3つのアプリ「Pages、Numbers、Keynote」を使っていると、英語の大文字と小文字が強制的に変換されてしまうことがあります。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a25.jpg)
そんな時の対処方法を説明します。
症状の原因の確認、大文字・小文字の変換
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まずは、原因となる動作を確認します。
その大文字と小文字の強制的な変換が、iWorkだけの問題か、それともMacやiPhone全体の問題かを確認します。
MacやiPhoneの標準メモアプリを起動して、英語で単語を入力して、同じ症状が発生するかを確認します。
- 1、MacやiPhoneのメモアプリなどの、iWork以外の他のアプリでも、英語単語の先頭が大文字に変換される。
- 2、「Pages、Numbers、Keynote」だけで、英語単語の先頭が大文字に変換される。
- 3、「Pages、Numbers、Keynote」で、英語単語の先頭以外が、小文字に変換される。
「1」の、MacやiPhoneのメモアプリでも、大文字に変換される場合の対処方法は、MacとiPhoneの全体の設定が原因です。
この場合は、MacとiPhoneの全体の設定を変更します。
「2」の、iWorkアプリだけで大文字変換になり、MacやiPhoneのメモアプリでは変換されない場合は、iWorkアプリの問題が原因なので、個別の設定を変更します。
「3」の、小文字に強制的に変換される症状も、iWorkアプリの問題が原因です。個別の設定を変更します。
MacとiPhoneの全体の設定の変更方法
Mac全体の設定を変更する方法
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Mac全体で、大文字に変換される場合の対処方法です。
Macの「システム環境設定」「キーボード」「ユーザー辞書」を選択します。
「文頭を自動的に大文字にする」にチェックがあると、Macの全てのアプリで、自動的に文頭が大文字に変換されます。
もちろん、iWork「Pages、Numbers、Keynote」でも、この設定の影響を受けます。
この「文頭を自動的に大文字にする」のチェックを外すことで、Mac全体の自動変換がオフになります。
「Pages、Numbers、Keynote」の3つのiWorkアプリ以外でも、大文字と小文字が強制的に変換される時には、このやり方で設定変更します。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a09.jpg)
Mac全体では「文頭を自動的に大文字にする」をオフにします。
iPhone全体の設定を変更する方法
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a15.jpg)
次は、iPhoneやiPad全体の設定変更のやり方です。
「設定」アプリを起動して、「一般」「キーボード」を選択します。
ここにある、「自動的大文字入力」のチェックを外すことでiPhone全体の自動変換がオフになります。
Mac「Pages」での設定変更のやり方
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a16.jpg)
MacのiWorkでの対処方法を紹介します。
Macのワープロアプリ「Pages」での症状の具体例です。
すべて小文字の「elephant animal」と入力したのに、
「Elephant Animal」と単語の先頭が大文字に変換される症状です。
画面右側の「フォーマット」インスペクタで設定変更
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対象範囲を選択します。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a39.jpg)
右側の「フォーマット」インスペクタで設定します。
「フォーマット」インスペクタから、「スタイル」を選択します。
スタイルの中の、フォント設定の部分の歯車マーク「詳細オプション」を選択します。
詳細オプションの中に、「大文字の設定」の項目があります。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a18.jpg)
「大文字の設定」を「なし」にすると、入力したままのテキストになります。
「大文字の設定」の種類
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a40.jpg)
「大文字の設定」は、5種類あります。
- 1、なし
- 2、すべて大文字
- 3、小さな大文字
- 4、タイトルケース
- 5、先頭文字をすべて大文字
1、なし
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a11.jpg)
「なし」では、入力した、そのままの状態で表示されます。
「なし」では、英字入力したアルファベットの大文字と小文字が、そのまま表示されます。
「Elephant in the Wild」
「I like an elephant.」
このように入力すると、そのままの状態で表示されます。
2、すべて大文字
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a28.jpg)
全部が強制的に、大文字に変換されます。
「Elephant in the Wild」
「I like an elephant.」
このように入力すると、全て大文字に変換されます。
「ELEPHANT IN THE WILD」
「I LIKE AN ELEPHANT.」
3、小さな大文字
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a36.jpg)
入力が大文字なら大きな文字、入力が小文字なら小さな文字に変換されます。
「Elephant in the Wild」
「I like an elephant.」
このように入力すると、すべてが大文字に変換されるのは、「すべて大文字」の設定と同じです。
「ELEPHANT IN THE WILD」
「I LIKE AN ELEPHANT.」
「小さな大文字」で、「すべて大文字」と違う点は、文字の大きさです。
もともと、大文字で入力されていた文字だけ、文字の大きさが、大きくなります。
そして、小文字で入力されていた文字は、文字の大きさが、一回り小さくなります。
4、タイトルケース
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a39.jpg)
単語の先頭が大文字になります。
入力した文字
「Elephant in the Wild」
「I like an elephant.」
変換された文字
「Elephant in the Wild」
「I like an Elephant.」
「in」「the」「an」は、先頭文字が小文字のままです。
この「タイトルケース」の設定では、前置詞、冠詞、接続詞などの単語は、先頭文字が小文字のままで表示されます。
5、先頭文字をすべて大文字
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a24.jpg)
全ての単語の先頭文字が強制的に大文字に変換されます。
入力した文字
「Elephant in the Wild」
「I like an elephant.」
変換された文字
「Elephant In The Wild」
「I like An Elephant.」
この「先頭文字をすべて大文字」の設定では、
「in」「the」「an」も、「In」「The」「An」と先頭文字が大文字に変換されています。
「タイトルケース」と違って、前置詞や冠詞などを含めて、全ての単語の先頭文字が強制的に大文字に変換されます。
Macの「Numbers」「Keynote」の設定方法
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a30.jpg)
Macの「Numbers」「Keynote」も、「Pages」と同じやり方でOKです。
Mac「Pages、Numbers、Keynote」の3つのiWorkアプリでは、どれでも設定変更のやり方は、これと同じです。
操作画面の右側に、「フォーマット」のインスペクタを表示させて、フォントの「詳細オプション」から、「大文字の設定」を選択します。
iPhone「Keynote」での設定変更のやり方
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a32.jpg)
iPhoneの「Keynote」で、大文字・小文字変換を設定する方法です。
iPhoneのiWork「Keynote」での設定の具体例を紹介します。
テキストオプションの「大文字の設定」
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a02.jpg)
まずは、設定変更したい部分を選択します。
大文字・小文字の設定を変更したい部分を選択して、画面上部のカスタマイズマークをタップします。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a19.jpg)
「テキスト」タブの「・・・」をタップします。
「テキスト」タブの、フォント設定の「・・・」をタップすると、「テキストオプション」の「大文字の設定」があります。
「大文字の設定」は、iPhoneもMacも同じ。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a23.jpg)
「大文字の設定」では、5種類が選べます。
- 1、なし
- 2、すべて大文字
- 3、小さな大文字
- 4、タイトルケース
- 5、先頭文字をすべて大文字
「大文字の設定」では、この5種類の設定が選べます。
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a12.jpg)
5種類の設定があるのは、MacでもiPhoneでも、共通です。
iPhoneの「Pages」「Numbers」の設定方法
![](https://mac-iphone-ipad.com/wp-content/uploads/a18.jpg)
「Pages」「Numbers」も、「Keynote」と同じやり方でOKです。
iPhoneとiPad「Pages、Numbers、Keynote」の3つのiWorkアプリでは、どれでも設定変更のやり方は、これと同じです。
「テキスト」タブの「・・・」をタップして、「テキストオプション」から「大文字の設定」を選択します。
まとめ、英字入力で大文字と小文字が変換される時の対処方法
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MacとiPhoneのアップル純正オフィススイート「iWork」の3つのアプリ。
アップルiWorksの3つのアプリは、マイクロフトでは、MSオフィスの「Word、Excel、PowerPoint」に相当します。
- ワープロアプリの「Pages」
- 表計算アプリの「Numbers」
- プレゼンアプリの「Keynote」
このアップル純正のアプリは、Macでも、iPhoneでも、無料で使用可能です。
Macでファイルを作成しても、iOSのiPhoneやiPadで作成しても、どちらでも同じファイルが共有できます。
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英字入力で大文字と小文字が変換される時の対処方法
- 1、MacとiPhoneの全体の設定を変更する。
- Macの全体設定は「キーボード」「ユーザー辞書」で「文頭を自動的に大文字にする」をオフ。
- iPhoneの全体設定は「設定」「一般」「キーボード」で「自動的大文字入力」をオフ。
- 2、MacとiPhoneのiWorkアプリ個別の設定を変更する。
- Macでは「フォーマット」インスペクタで、フォント「詳細オプション」から「大文字の設定」を選択。
- iPhoneではカスタマイズ「テキスト」タブ「・・・」をタップ、「テキストオプション」から「大文字の設定」を選択。
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大文字・小文字の強制的な変換の対処方法でした。