ケーブル接続で、パソコンのiTunesとiPhoneが、同期できない時の対処方法です。
1、ケーブルに問題がある。
まずは、ケーブルを確認しましょう。
パソコンとiPhoneを接続したときに、iPhoneが充電状態になるかを確認してください。
充電状態になっていなければ、ケーブルに問題がある可能性が高いです。
充電状態になるかをチェック。
物理的な損傷
iPhoneとiTunesが同期できない原因として、損傷などの物理的な原因で、ケーブル自体が断線してダメになっている場合があります。
特に、iPhoneやiPadに付属している、アップル純正のライトニングケーブルは、ケーブルの付け根部分が、折れて損傷しやすいです。
アップルには、見た目も大切ですが、耐久性も考えてほしいものです。
ケーブルには相性がある。
Lightningケーブルには、チップが埋め込まれています。
ライトニングケーブルは、単なる電線だけのケーブルではなく、認証チップなどが内蔵されています。
そのため、ケーブル自体には問題がなくても、内蔵された認証チップなどの相性で、同期に問題が出る場合があります。
物理的に損傷など問題のないケーブルでも、ソフトウェアの問題で、ケーブルが原因となり接続できないことがあるのは、そのためです。
何故か、純正ケーブルでもダメな時がある。
MacとiPhoneを、純正ケーブルで接続しても、ダメな時があります。
アップル純正のライトニングケーブルで、MacとiPhoneを接続しても、iTunesで認識せず同期できないのに、他社製品のケーブルで接続すると、すんなりと、認識して同期できる場合があります。
アップル純正ケーブルだから、絶対に大丈夫ってわけじゃないんです。
新品の純正ケーブルで試しても、ダメな時は、ダメなんです。
私の場合は、特にiPadの場合で、純正ケーブルがダメで、他社製ケーブルがOKの時が多くあります。
純正ケーブルがおかしいかも?ってときには、あえて、他社製のケーブルを試してみてください。
うまく、同期できるかもしれません。
純正ケーブルにも相性の問題が発生するのは残念。アップルには、しっかりしてほしいですね。
2、再起動してみる。
初歩的ですが、結構これが効果的です。
うまくいかない時には、とりあえず再起動です。
MacやWindowsなどの、パソコン側の再起動だけじゃなく、iPhoneも再起動しましょう。
特に、iPhoneは長期間、再起動していない人も多いと思います。
iPhoneやiPadは、スリープでも長期間使い続けることが可能ですが、基本的には、パソコン同様に定期的に再起動して、メモリーをリフレッシュしてやると、不具合が発生しにくくなります。
MacやWindowsのパソコン側と、iPhoneやiPad側の、両方を再起動してみましょう。
3、iPhoneの容量が不足している。
同期するには、iPhone側に、十分な空き容量が必要です。
iPhoneの「設定」アプリで、ストレージを確認して、不要な写真や動画を削除して、空き容量を確保しましょう。
iTunesの操作画面でも、同期するiPhoneやiPadの空き容量が確認できます。
4、ソフトウェアを最新版に更新する。
iPhoneとパソコン、どちらも最新版のソフトウェアへ更新します。
iPhoneを最新版にする。
「設定」アプリから、「一般」「ソフトウェアアップデート」を確認します。
iTunesを最新版にする。
パソコンがMacの場合は、AppStoreアプリで、iTunesの更新を確認します。
Windowsパソコンの場合は、アップルのウェブサイトから最新版のiTunesをダウンロードする方法と、Microsoft Storeからダウンロードする方法の、2つの方法があります。
動画だけが同期できない。
動画だけの同期がNGの場合の対処方法です。
ミュージックビデオだけ同期できない。
iTunesで、音楽は同期できているのに、ミュージックビデオだけが同期できていない。
こんな症状への対処方法です。
iTunesで同期したiPhoneを選択します。
「ミュージック」の「ビデオを含める」にチェックします。
iTunesでは、この「ビデオを含める」にチェックがないと、音楽ファイルは同期しても、ミュージックビデオの動画ファイルは同期しません。
自分で撮影したホームビデオが同期できない。
iTunesで、自分で撮影したホームビデオが出てこない。
一般のビデオカメラや、iPhoneなどで撮影した、ビデオをiTunesに取り込んでも、「ムービー」の中に表示されない時があります。
そんな症状への対処方法です。
原因は、「ホームビデオ」の選択項目が、iTunesで表示されていないからです。
「ホームビデオ」の項目を、iTunesで表示すれば、動画の同期ができるようになります。
音楽だけが同期できない。
アップルミュージックが原因の可能性があります。
Apple Musicの設定
Apple Musicを使っていると、パソコンから、新しい音楽の曲を同期しようとした場合に、同期ができないことがあります。
パソコンのiTunesから、音楽の曲を同期させたい場合は、「Apple Musicを表示」のチェックをオフにしておきましょう。
iCloudミュージックライブラリ
「iCloudミュージックライブラリはオンです」と表示される場合は、iCloudミュージックライブラリをiTunesとiPhoneの両方でオフに設定すれば、iTunesから音楽が同期できるようになります。
ケーブル接続で、iTunesが同期できない時の対処方法でした。